今日も寒い一日でしたね。
15日、16日に京都の浄土宗
龍岸寺さんでのイベントに伺う
予定なので、現地の底冷えが
どの位なのか、ドキドキして
いる余裕もなく、焦って準備を
しております。
イベントについては前回のブログ
記事をご覧くださいませ。
https://wanoka-sinkokyu.blogspot.com/2018/12/blog-post_8.html
さて、そのブログに書いていた
龍岸寺オリジナルの香り。
線香は龍岸寺香『宇』『宙』。
文香は『春の海』です。
ご依頼を頂いて、色々と考え
ながら、龍岸寺さんとも縁の
ある渋川春海との縁は外せない
ので、15時も過ぎているという
のに、調べたら大井町にある
ので、なんとか17時前には着く
のではないかと思って、そうだ、
お墓参りに行こう!で行って
きました。
この日は変な雲が多くて、雨に
ならないといいんだけどと思い
ながら、てくてくとJRの線路沿いを
夕焼けと変な雲だなと思いながら
ひたすら、ひたあすら歩く。
グーグル先生に嘘をつかれている
のではないかと思いながら・・・。
やはり違う場所に到着という
予定通りのこともありました・・・。
で、なんとか16:45分頃に到着。
薄暗い・・・。沢庵和尚のお墓が
薄暗い中でもとても立派。だって、
門がありましたもの。
卒塔婆が風に吹かれてカタカタ
とずっと音を出しているので、
ひたすら、すみません、この時間
にすみませんと心の中で念じながら、
ようやく到着。
お仕事柄、お参りをされる方が
いらっしゃるのでしょうか、
小さなお酒の瓶が置いてありました。
風がとても強い日でしたので、
持参したお線香1本にだけ火を
点け、手で持ちながらお参りをし、
残った部分は火を消して持ち帰り
ました。
お陰様で大丈夫かなと思った香り
も、ありがたいことにお参り後に
自分の中では確定。
お話を頂いてから江戸幕府初代
天文方であることから宇宙に
ついても考え。宇と宙の漢字の
意味なども色々と調べたり。
文字をじっと見ながら思ったのは、
宇と宙はそのまま重ねて合体できる
気がしてきて、陰陽みたいに対で
存在していて、包み込む宇宙空間
である闇と内包されている個々の
闇のようにも思えてきたのです。
人が持っているものであり、宇宙
空間にもあるものであり。
そもそも闇への恐怖は勝手に人が
作っているだけで、本当はとても
暖かなものなのかもしれない。
そう、人の心の闇が一番怖いの
かもしれないし、自然の中で放置
されたら、いや、恐怖かもしれま
せんね、やはり・・・。
でも、そういうのも全て受け入れ
てしまえば、違った見方になる
のかもしれないし。
そんなこんなを考えながら、宇宙
とは、宇と宙の2つが1つでの存在
だから、香りは1つではなく、
宇と宙の2つに分ける方がよいな
と感じ、『宇』と『宙』の香りが
生まれたのです。
個々の香りのイメージは、とても
抽象的です。リアルな宇宙空間の
香りではなく、あくまでも観念的な
感じです。
『宇』
果てしなく広がっているかのように
見えるゆるやかなカーブの中にある
光のある大きな何か。存在する生命。
どこまでもあたたく、やわらかく。
包み込む優しい甘さのある香り。
『宙』
大いなる時間と空間。見えない世界の
中で見えるもの。どこまでもどこまでも
深く降りていく中で感じる柔らかさの
ある内への闇。厳しくも優しさのある
すっきりした香り。
そして、この2つは同時に1つでも
あるので、全く違うそれぞれの香りを
同時に薫いても、よい香りであること
が大事だなと思い、そのあたりも考え。
初の2本同時に薫いても素敵な香り
というのも生まれたのです。
パッケージは京都芸大の学生さん
である石田由さん。この獏前とした
イメージをとても素敵なデザインに
してくださいました!
ありがとうございます!!
石田さんのTwitterはこちら。
https://twitter.com/isd128
その『宇』『宙』の写真は下に。
龍岸寺さんでのイベント期間中、
物販エリアで並びます!
私は15日、16日に会場におります。
春の海の文香はじめ、新月、満月
などゆすらオリジナルの香りで天体
に関係のある香りと干支の香りを
販売します。ぜひぜひ、お試しくだ
さいませ。皆様と会場でお会いでき
ますこと、楽しみにしております!
お休みの方もお仕事の方も
皆様、素敵な週末を!!!
ゆらすかおり 今井麻美子が綴る香りの記憶。それは、香木・沈香、白檀と漢方薬でも使用される香原料で創る物語。 香りを創ることを、五感で感じイメージし、表現する一つのアートと考え活動しています。そんな中での発見やつぶやき、活動のお知らせなどのブログです。
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