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2017年3月20日月曜日

好きなものだけでは香りは成立しません!

昨日の深川江戸資料館にての
戸田屋商店145周年イベント
にご来場くださった皆様、
ワークショップにご参加くださった
皆様、誠にありがとうございました!
30分なので、全てを伝えきれて
おりません。ご不明点ございまし
たら、ご遠慮なく、お問い合わせ
くださいませ。
戸田屋さんのFacebookイベント
ページで、会場の様子などご覧
頂けますので、ご興味ござい
ましたら、そちらをチェックして
みてください。
https://www.facebook.com/events/1826135194270200/?active_tab=discussion

会場でディスプレイされて
いた『川魚』という柄の
手ぬぐい。色がきれい
だったのと、一部、笑える
顔の子がおかしすぎたのと
蟹の踊り加減がなんともで
思わず(笑)。









































さて、本題に戻ります。
前置きが長くなってしまい
ました。

好きなものだけでは香りは成立
しません!について。

以前、私の講座を取材され、
記事なったものがハフィントン
ポストで掲載されましたが、
講座で話していないことが
多々記載されていたので、私が
教えていると誤解されるのも
いやなので、修正して戻しま
したが、一切修正されておらず、
非常に残念な思いをしたことが
あります。

記事には講座を行ったものと
して具体的に私の名前が出て
いなくとも、その講座をやって
いるのは私しかいないので、
読んだ方は私が教えていること、
私が話ていることだと勘違いを
されただろうなと思います。

ネット配信ニュースですから、
きっと、またその記事が上がっ
て来るかもしれませんね。
誤解のないよう、お願いいたし
ます。

記事には、
好きな香りを選んでつくると
書かれていました。

が、私は常に講座では、

和の香りは好きなものだけでは
香りが成立しないことを伝えて
います。
大勢いる時にその場で創香し、
その中から1つ選んでもらう
としても、好きなものだけで
香りを創る形にはなりません。

私が創香しているので、ありと
あらゆるものが入っている
からです。

ブレンド体験の場合、時間が
ないので、あらかじめベース
を3種類用意し、その中から
1つ選んでもらうということは
しますが、ベースには好きな
ものだけではなく、様々が
私によって創られています。

そも、アロマや香水とは違い、
和の香りの香原料の数は
昔のものだけであれば20種
程。いい香りのものは香木
だけ。

その他の漢方薬でも使用される
香原料は、人によってはよい
香りと捉えるかもしれませんが、
相対的に考えると微妙だったり
のものが大半です。

それらをイメージ通りの香りに
していく際、円のバランスを考え
ながら創っていくのですから、
好きなものを選んでいたら、
沈香や白檀だけでつくることに
なり、表現も何もない香りになって
しまうかと思います。

その香りの中には、どんなイメージが
あるのでしょうか?

私は、和の香りはイメージを具現化
する一つのアートであると思って
います。

なので、初めての方にも香りの
イメージは創ってもらいます。
初めてだからわからないと思い
ますが、アウトプットできるよう、
そこはお教えしております。

平安の人々だって仏教で使って
いる香りを、全く違う世界の遊び
へと昇華させたのには、こんなに
よい香りなんだから、こういうこと
表現したいなぁとか、香りがある
中で、これに似てるなぁ、自分で
創れるかなぁとか思っていたから
ではないかなと。

そんなことを思うと、香りで様々を
表現するなんて、形のないものを、
しかも大半の香原料がよい香り
でもないのに、それを素敵な香り
にしちゃうんだから、
「日本人、すごいよ!」としか思え
ない訳です。

香りは人なりです。

たまには喧嘩をさせてもみます。

するとかなりいい香りになります。

喧嘩のさせ方次第です。
その次第によっては、非常に
残念な結果にもなります。

温度でも香原料は香りを変え
ますので、全てが同じとはいき
ません。地域差と思えば納得
ですね(笑)。

調和の取り方は様々です。

表現の仕方も様々です。

私自身が香りを創る時はイメージ
先行、これは教えられた訳でも
言われた訳でもなく、初めて香りを
創った時、イメージから創って
ました。前世で何かやっていたの
かもしれない可能性大かも
しれません(笑)、

それによって、自分の中で香りが
具体的に落とし込まれていきます
が、そこは計算などでの意識は
ありません。あれがああだから、
今回はこうとか数字で追ったら
もうダメな気がします。
こういうイメージだから、こうなんだ
なのです。

なので、教える時には、イメージを
創ってもらうことを必ずしてもらい
ます。体験講座であっても、どんな
イメージを香りにしたいかを考えて
もらいます。ちょっと難しく感じる
かもしれませんが、こちらから
質問などもしていきますので、
ご心配なくなのです。

で、これをカウンセラーの人に
話したら、それはカウンセリングと
変わらないと言われたこともあり
ます。そう思ってないけどね(笑)

昔の人はイメージを香りにする
ことを実際にしていた訳で、平安
とかではなく、江戸時代だって同じ
です。

でなかったら、『いかづち(雷)』
なんて香りはないと思うんです。

雷の匂いについて、具体的に
聞かれても、悩んでしまうのでは
ないかと思います。

雷の見方や感じ方見ているのか、
人によって違います。

美しいと感じる人もいれば、怖いと
感じる人もいる。

人によって感じ方は千差万別。
それでいいんです。

それをいかに表現して、人がその
香りを体験した際に、それが伝われ
ば、もうそれでOKなんです。

伝わらなかったのならば、何かが
足りないということです。

こうでなくてはいけないは一切
ないのです。

こうでなくてはいけないがない
ならば、
好きなものだけで創ることだって
構わないのでは?
と聞かれそうですが、好きなもの
だけではバランスが悪くなるのが
ほとんどなのと、香りのバリエー
ションがないことをやっているうち
にわかるのではないかなと思い
ます。

好きなものだけというのでも構い
ませんが、円のようなバランス、
常に調和を重んじる和の香りを
創ってみる方が違う発見もする
かもしれないしで、結局のところ
楽しいのではないかなと思います。

表現ですから、テーマがきちんと
していれば、突出した何かは
全く問題ないし、そのテーマが
伝われば、もうその香りの勝ち
というところでしょうか。

テーマもなく、これが好きだから
これが沢山というのは、バランス
が悪いし、その香りが持つイメージ
が何なのかが伝わらない。

人によっては、それで教えて
いらっしゃるかもしれませんが。

私は最初に書いた通り、香りは
イメージを具現化するアートの
一つだと思ってますし、それを
昔の日本人はやっていた訳で、
自分自身の感じていることや、
人が感じていることを香りを
通じて体感してもらいたいし、
日本人のすごさも知ってもらい
たいと思っております。

アロマのような創り方ではない
ので、そこもご注意くだだい。
香り自体が単純には仕上がらず、
十数種が円のバランスです
から、複雑怪奇な香りになり
ます。
 
でも、いい香り~、な訳です。
 
効果効能にも捉われません。
 
自分を効果効能に合わせて
いくのではなく、香りを自分に
合わせていきます。
 
コルセットに押し込まれるのでは
なく、着物を腰紐で自分サイズに
合わせていく感じでしょうか。
 
くどいですが、円のようなバランス
が大事なんです。ずっと言い続けて
きていること。疑う方は、私の
生徒さんのベテランチームの
方に聞いてみてください。
 
和の香りが遊びになったのも
日本人が妄想好きだからだと
思ってます。
 
妄想出来なかったら、香りも
創れないと思いますので、
皆様、日々、妄想してみて
くださいませ~。

ま、妄想っていうからあれでして
空想でも想像でも夢でも何でも
いいんですよ~。

思いの表現方法は様々です。

香りでやってみたいなぁ、という
方は、ぜひ一度、体験してみて
くださいね!

お待ちしてまっす!!

あとは、今井麻美子がどんな
奴なのか見てやろうじゃないか
って方もぜひ、どうぞ~。

変なやつですから!!(笑)

長くなりました。長文に

最後までお付き合いくださり、
ありがとうございます!いいことあります、多分!




2016年4月19日火曜日

向源2016 ダイジェスト動画

私はテレビを持っておりません。
デジアナ変換終了までずっと
ブラウン管を使い、結局、見れる
んだから、買い換えを進めて
いたあれは、国家的詐欺だ~、
とよく話していたものです。
そして、ある日突然の砂の嵐と
ともにテレビは大きなオブジェ
と化し、しばらく放置。結果、
なくても問題ないなぁという
ことで、本日に至っておる次第
でございます。

今回の熊本の地震もFacebook
で知り合いからの情報で知り。

現地含め、近県の方々のご心労
は、遠方にいるものでは計り知れ
ないものかと思います。
何を言っても上っ面になるので、
自分が出来ることを精一杯し、
日々を生きていきます。
311後、報道の在り方に疑問を
感じ、ひたすらDVDのツイン
ピークスとライブエイドを流し
続けながら、

香りで一体何が出来るのだ、
あの現場で日々、生きること
が最優先で必死な状況の中、
香りが何の役に立つのだ、
なんの意味があるのだ。
現地の方々と自分の存在。
問い続けました。
本当にこのまま香りを仕事
として続けていいものなのか、
まで考えました。

それでも、私には香りしかない、
香りを創り、長い歴史の中で
育まれ、生活の中で人々に使わ
れてきたものを伝えていくのだと
決意を新たにしたのです。

そして、今、また違う形で私は
問われています。

さて、今年の向源2016のダイジェスト
映像が出来てきました。29日まで
残り少なくなってきました。私も準備に
追われておりますが、進んでいるの
かどうなんだ。焦っているのか
いないのか。

まずは、ダイジェスト動画。
ぜひ、ご覧ください。
https://www.facebook.com/kohgen.jp/videos/873185602807542/


向源は寺社フェスというタイトル
があるので、なんか難しい?と
思われたりするかもしれませんが、
都内開催の黄金週間中のイベント
として、楽しんで頂けたらと思い
ます。

そして、何か感じて頂けることが
出来たら嬉しいなと思います。
様々な伝統文化体験や知らなかった
こと、仏教、神道などの宗教を、
町や場所を通じて体験して頂けます。

長きに渡った時間軸の中で
育まれてきたものには、意味が
あり、また、その中から新しく
生まれたものを育てていくこと
にも意味があります。

和の香りには長い歴史があります。
現在、作家として活動をしている
人はほぼ皆無。私が先陣を切って
活動を始めたと言っても過言では
ありません。

和の香りに触れた時、こんなにも
面白く、歴史があり、すごいものが
何で知られていないんだ、という
思いだけで突き進んで来ております。

今までの長い、長い時間を繋いで
きてくださっている方へも失礼の
ないよう、覚悟を持って臨んでおり
ます。

ただ、新しいことをする時には
破壊的な印象があるかもしれま
せん。私の破壊は現代において、
現代の香料類を使わず、古の頃
からの物だけで香りを創ると
いうことだと思います。
合成香料は一切使用しないと
いうことも今においては新しい
ことになるのではないかと思います。

香りを通じて見えてくるのは、
日本という国、日本人の面白さ、
素晴らしさです。これについては
また、改めて書いていきます。
香りを通じての宗教観やクリエイ
ティブな部分とか色々。
私は歴史好きなので、そういう
ことを考えているのもとても楽しい
時間の一つです。

で、香りの講座は塗香がどうやら
追加出ることになったようです!
詳細分かり次第、アップします。
5月3、4日になりそうです。

と最後は宣伝にて失礼いたします。

重たいことを書いてしまいましたが、
基本、香りを創る時は楽しくないと!
なので、お会いした時には、楽しい
時間を過ごしましょう~!

2013年11月6日水曜日

午年 干支の香り

随分と間が空いてしまいました。
コンスタントに上げるつもり・・・
だったのですが・・・。

さて、私が創香している香りの中に、
江戸東京博物館に置いて頂いている
干支の香りシリーズがあります。

現在、江戸博では来年の干支、『午』が
既に販売中。江戸博オリジナルの
『紅葉』『冬至』と合わせ、香りをお手に
取って、ぜひ、お試しください。

干支の文香には御神籤とは違いますが、
メッセージがついてます。
そちらもお楽しみに!

この干支シリーズを創香する際、何を
テーマにしたのか。単純に考えても香りを
12種類創らねばなりません。
十二支ですから。

干支は年ごとに意味があります。それに
着目をいたしました。特に、昔の暦の
基本ともなっている陰陽五行からの
考え方に着目。

干支は12年で一回りですが、昔は時間も
刻んでいた訳です。一年に置き換えること
も可能。

『子』から『亥』までを12か月に置いて、
それぞれの干支のイメージをかためていき
ました。

来年の『午』は7番目の干支。
夏です。走ります。勢いがあります。
ただ、ただ、草原を駆け抜けるではなく、
それだと七月ではなくなってしまう感じが
するからです。草の勢いは五月かなって
思うので。

ただ、ここは人それぞれかと。
そうでなくてはいけないはない、と思い
ます。住んでいる場所の自然環境によって
感じることも様々です。自分が感じている
ことを、とても大事にしていくことが、
香りを創る上で、とても、とても大切なの
です。
「人がこう感じているから、私もそうして
おこう」は、香りを創る上では、まずは、
やめましょう!

そこからが始まりです。
ただ、これは私独特なところになります
ので、ご注意くださいませ~。

さて、夏の勢いとはなんだろうと考えて
みると。それは、打ち上げ花火なのです!

テーマを夏、季節の勢い、夜の花火とし、
夏の夜の爽やかさをイメージし、すっきり
とした中にも強い甘さのある香りに仕上げ
ています。

これを十二支全てに行っていきます。
十二支は円、と思って考えています。
『子』から始まり、円の一周のように
香りは繋がり、『亥』で終わる。
そして、また、最初から始まる。
『亥』から『子』の香りも切れていない
のがポイントです。

一つだけだと感じられないこと、という
のも感じて頂けるかなと思います。

『午』のお線香もありますので、
年女・年男の方々、縁起物として是非!
その他の方々も同じく縁起物として是非!
匂い袋はお部屋の香りとしても楽しめますよ。

香りを創る上でのポイントはまだまだ
あります。ご興味ある方は、ぜひ、講座に
ご参加くださいね~。
お待ちしております!

2013年9月1日日曜日

零陵香のこと

以前、早稲田大学エクステンション
センターでの講座の際、受講生の方
より、ご質問を頂いたことなのです。

「ブログにアップしておきます!」と
言いつつも、かなりの月日が流れ・・・。
あまりに遅いアップで、恐縮です。

お待たせしてしまって、すみません。
ご覧になっていらっしゃることを
願うばかりです。

さて、タイトルにもある『零陵香』。
それは、まるでカレーのような、
なんだかスパイシーさ漂う香原料
です。感じ方によっては昆布のよう
にも感じます。駄菓子屋さんにある
箱に入ったお菓子ありましたよね、
ああいう感じっぽい香りもします。

強く香る部分がスパイシーで、裏に
あるのが昆布と思って頂くとわかり
やすいかもしれませんね。

女性から人気のある香原料かと
言ったら、どうでしょうか、多分、
割合で考えたら、この香りが大好き
という女性は少ないのでは、と思い
ます。
逆に男性で苦手という方、少ない
かと思います。

香りを通して見る男女差も、なかなか
面白いものなのです。

私自身はこの香りが強い調香で自分の
香りを創ることはないと思います。
もちろん使用していますよ。お線香
では結構な量で入れているものもあり
ますが、これが目立つことはありません。
そこは、調香の妙ですし、腕の見せ
どころかと。

さて、この『零陵香』という名前は
漢方薬での名前です。

では、和名では何になるのかと言います
と、モロコシ草だと考えられているよう
です。

ただ、日本に生えているものと実際に
漢方薬で使用されているものでは、
産地も違いますから、香りの強さも違う
と思います。

以前、塗香の講座の際、創るのを躊躇
された受講生の方が仰るには、

「初詣の際、お寺で塗香をつけさせら
れるのですが、帰りの車の中が唐揚げ臭
で充満してしまい、家族からも不評で。
だから、塗香は好きではないんです。」と。

「から揚げっぽい香りは、これでは
ないですか?」と伺い、零陵香を試して
頂いたところ、

「これです~!」と。

やはり(笑)。

そんな香りです。
スパイシーなんです。ほんとに。

それでは、この香りは使えないのか?
と言えば、そういうことではありま
せん。また、この日も、ご本人がイメージ
していた塗香とは全く違う香りに仕上げ、

「塗香にも色んな香りがあるんですね」と。

和の香りは、全体がボールのように丸く
バランスのある香りがよしなのです。
丸いからと言ってぼんやりはしてません。

ボールって、使えるのは、きちんと張って
ますよね。
つまり、締まるところは、締まっている
訳です。

そのバランスを崩さない状態で入って
いる分には、全然問題ないのです!

ゆすらのオリジナルの匂い袋にも少量
入っているものもありますし、↑でも
書きましたが、お線香などは、かなり
大胆に入れているものがあります。

本当にバランスなのです。

そんなスパイシーな香原料の香りを
試してみたいという方、ぜひ、講座に
ご参加なさってみてください。
また、オーダーメイドや出展中の際に
色々と出ている香りや、零陵香の香りを
試してみたいとお声かけ頂けたらと思い
ます。

和の香り創りは、本当に楽しく面白く、
そして、その香りに日本のよさを改めて
感じて頂けると思います。

2013年2月7日木曜日

オセンコウノコトイロイロ ソノニ

早速に、お線香の話の続き、です。

それでは、まずは、どのようにして
作っているのか、から始めていき
ましょう。
何だかお料理っぽいですね(笑)。

香木と香原料を調香をします。
匂い袋の時は、刻んだものを使用
しますが、お線香の時は練香同様、
香木、香原料のそれぞれが粉末に
なったものを使用して調香します。
(もちろん、どんな香りを創るのか、
のイメージは必要です。)


必要な香原料を入れていきます。



調香が済み、よ~く混ぜましたら、
そこに椨(たぶ)の粉を加え、またよく
混ぜます。



次に、お水を適量加え一生懸命
練ります。


粘土っぽくなってきます。

そして、その後、絞り出して
最後に乾燥

というのが作業工程です。

工場の場合、全てが機械化です
から、絞り出しもところてん方式
です。

が、私は、個人の作家故、全てが
手作業。一本ずつお線香を絞り
出すという気の長いけど、迅速
に行わないと乾燥始めるから、
もう大変という作業をして、完成
させていきます。

さて、工程途中に出てきました
椨(たぶ)という文字。
これは、何かと言いますと、
木、です。ただ、この木、とても
面白い性質を持っておりまして。
この木を粉末にし、それに水を
適量加えると・・・、

あら不思議。糊化を始め、よく
混ぜた香木と香原料が粘土状
になるのです。




この椨の木の性質を利用して、
お線香は作られるのです。

ちなみに、100%自然のものだけ
でお線香を作ると、どのような色に
なるかと言いますと、写真のような
アースカラーです。

木のような茶色っぽい感じです。
ウコンなどを入れると、多少、色味
は変化します。また、丁子を多めに
入れると多少の赤みを増しますが、
やはり、アースカラーです。

使用している香原料が、香木・沈香と
白檀に漢方薬で使用されているもの
だけだからです。

いずれも草果木根からのものばかり。
だから、そういう色になるのです。

おっと、麝香も使っております。
草果木根ではなく、麝香鹿ですので
動物も一部です。

巷に溢れるカラフルな色の物や
緑、紫・などは基本、色をつけて
いると思ってください。茶色でも
微妙に違いますので・・・。黒も炭で
色を付けられますが、炭の量で色が
全く変わりますし・・・。

また、100円均一で売られている
白檀の香りなどに本物が使用されて
いる訳がありませんので~。
価格と品質は比例しているとお考え
頂けたらと思います。安いものには
本物は入っておらず。
これは、食品と同じです。天然物
なのか合成香料で作っているのか。

ただ、だからといってよくないという
ことではなく、自分の好きな香りを
感じて、それをきちんと選ぶことが
大切だと思います。

どんなに高いものでも、自分のどこか
でイヤだと感じていたら、それは深い
部分でのストレスになります。私は、
ご使用をあまりお勧めいたしません。

香りは深いところに入っていきます。
ご自身が心地よいと思われる香りを
上手く見つけて、楽しんで頂ける
のがいいなって思います。

効能ではなく、自分が感じる感覚で
選んでみてください。本当に気持ち
のよい香りであれば、自然と呼吸も
深くなり、リラックスに繋がっていく
からです。

100%自然の物だけで作られた香り
と、そうでないものの香りの違いと
いうのも、何かの機会で体験されて
みるのも面白いかと思います。
自然のものだけの香りは、とても
素晴らしいです。

講座でもお線香創りは行っております。
また、ゆすらの香りは100%自然のもの
だけ!
ぜひ、お試しになってみてください。

と最後は宣伝で失礼いたしました!


Music: "G.LOVE & SPECIAL SAUCE"

2012年11月26日月曜日

宇宙の匂いと海の匂い

宇宙と海の中で同じことって
な~んだ?
あ、クイズでも何でもないですよ。

それはね、人間がそのままでは
呼吸できないこと。

すみませ~ん、こんな答えで(笑)。

以前、エキサイトのニュースでこんな
内容を読みました。


『宇宙って一体どんなにおい?』http://www.excite.co.jp/News/game/20120728/Kotaku_201207_what_does_space_smell_like.html

『宇宙はラズベリーの匂いがする』http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20120725/Gowmagazine_00001971.html

記事を読んでも、基本が超文系
のため、イオンと金属の反応とか、
マジわかりませんというオチに・・・。
化学反応するのには空気、というか

酸素とかって必要ではないのかな?

宇宙空間に香りが漂っているという
ことは、やっぱり空気はあるのでしょうか?
あっても異常な程に薄いから、宇宙服
への香りの移り方が強いのでしょうか?
違う意味での、わからないことだらけ。
そして、香りは早くNASAに再現して
もらいたいです。ともかく試してみたい。


ただ、ラズベリーのような酸味の
ある香りというのは興味深いです。
もしかして日本人ならラズベリー
ではなく、ゆずとかさくらんぼ
とか言うのかなと思ってみたり。

香りの感じ方は、食生活の影響も
多大にありますから。
なので、私は和の香りで日本酒
占いが出来ます(笑)。日本酒が好き
かどうかを当てることが出来るの
です。しかもこれ、結構な確立で

当たる!のです。

そして、そんな記事を思い出しながら、
人間が呼吸できない場所って水の中も
そうだなって思い。海に限らず、湖とか
沼もそうなるかと思いますが。
もちろん、プールに温泉、お風呂も
そうですよ(笑)。


温泉や水の匂いについては話題に
上るのに海の中の匂いのあるなしは、
なぜ言われないのだろうって、ふと、
思ったのです。


そしたら、そんな海の中の匂いって
どんな感じなのだろう、って、頭の
中を巡っています。


人が海の匂いと感じているものって
なんなのでしょうか。

以前、沖縄出身の方に排草香という
香原料の香りが、地元の海に抜ける
木の生えている道を歩いている時に
感じる匂いに似ていて、「この匂い、
めちゃくちゃ懐かしい~。地元の海を
思い出す~。」と言われ、「ほえっ?」
って思ったことがあります。

この排草香、草の根っこの部分なの
です。長らく土の中におりますから、
多少の土っぽさもある中、微かなミント
っぽいスーっとした香りと甘さを持って
います。


え~と、極端な説明をしてしまいますと、
昔、縁日で買ったハッカパイプ的な。
あんなスっと感と甘さがセットになった
ような感じに土っぽさ。

だから、海の匂いって、周囲に何が
あるのかの影響は大きいのかなと。
確かに潮の香りと感じる場合もあり
ますが、それってもしや、海の周り
のお店とかからも漂ってくる匂いも
含めになっているのではなかろうか

と思うのです。

でも、これらは海の中の香りでは
ないですよね。

日本の海と言っても、北海道と沖縄
では全然違うでしょうし。基本、塩分
なのかもしれないですが、他の海中
にいるものって同じではないだろう
から、海の中にもし香りがあったら、
同じにはならないのではないかな、
って思ったのです。

実際に、海の中の匂いを体感できる
のは、水の中で呼吸が出来るもの
だけなんだろうし。もし、何かを海に
つけて、それを地上に引き上げて、

その匂いを試しても、揮発性のある
ものから、どんどんと香りがあがって
いくから、海の中と全く同じにはなら
ないだろうし。

化学的な成分は分かっているから
合成で作ったとしても、それも、
きっと違うんだと思うのです。
それは、あの中でしか感じられない
のだと思うのです。
合成は、どうしても香りが本物とは
違うので。

なので、ドラえもんかハリーポッター
に頼んで海の中で呼吸が出来るよう

にしてもらうしかないんだろうな(笑)。

皆さんは、海の中の香り、どんな
香りだと想像しますか?もちろん、
最初に書いたように海に限らず、
様々な水の中でもよいと思います。
でも、沼の香りはちょっと怖い(笑)。
これはもう、子供の頃に見た、アニメ
の影響以外の何ものでもないですね。


何を中心にイメージするかで、香り
は全く変わります。私は海に潜った
ことは皆無なので、映像や写真から
伝わる、感じることでのイメージに
なりますが、色や生きている生物、
陸上での海の景色など様々なことの
何が自分の中に一番残るのか。

時間など色々なことから絞り込んで
いくとよいと思います。

そして、そこからどんな香原料を
使って、それを表現していくのかを
落とし込む。 ま、これは簡単には
なかなかいかないかとは思います。
この落とし込んでいくとこが調香の
醍醐味であり、妙でもあり。

ただ、このイメージ含めの香りの
創り方は、私独自のやり方なので、
???と思われる方もいらっしゃる
かなとは思います。私自身がかなりの
感覚人間なので、わかりにくかったら
すみません。(詳しく知りたい方は、
また、講座などにご参加ください。)

海の中が全く想像出来ない場合は、
こちらへ。
http://diveesp.exblog.jp/

先日、小学校の同級生で集まり、
当時、隣に座っていた男子(笑)が、
なんと、パラオ共和国を中心に

活動している魚類研究家に。
その彼のブログです。 海の中が、

色々と垣間見えてきます。

あ、ダイレクトにそのままをの香り
再現はイヤですよ~。特に温泉!
硫黄の香りそのもの再現には、
美しさがない~。それはダメ~。
せめて、お湯に入った時のその
気持ちとか、感覚とか普通のお風呂
との肌触りの違いとか、そういうことを
頭の中で再現してみることもお忘れなく~。
 

Music: "JAZZIN'" - United Future Organization

第12回 香りの彩時記【 香進】が始まりました!

パレスサイドビル1Fの毎日文化センターの近くを歩いていると、何となく感じられるいい匂いの季節になりました。 今年も毎日文化センター和の香り講座の受講生による作品展が始まりました。 今回の参加者は2名ですが、それぞれの作品への思いが見えてきます。 作品展タイトルの「香進(こうしん)...