さて、先月4月27日から販売しているASHITA Iですが、この後、第二弾としてDJとのコラボを6月以降にリリース予定です。
さて、このASHITAを思いついたことは前回のに書いていますが、まずはASHITA Iで作曲とピアノ演奏の堀込美穂さんについてのご紹介から。
堀込美穂(作曲家・演奏家)ロックバンド「ヘアスプレイサイケ」(ギター) チンドン屋「のまど舎」(アコーディオン) ソロでの即興演奏、ピアノ演奏、演劇、映像作品への楽曲提供も行なっている。 趣味は大衆演劇鑑賞。〜主なリリース作品〜ヘアスプレイサイケ① ヘアスプレイサイケ② ヘアスプレイサイケ③ 蔦紅葉宇都谷峠音楽
美穂さんと知り合ったのは、もうどの位前になるんだろう。12年近いのかな。ヘアスプレイサイケのメンバーは、SATOさんと先に繋がっていたけど、ライブ行ったりしててからの繋がり。今回お願いしたのも、ヘアスプの音楽のよさももちろんだけど、プロフにも書いてある蔦紅葉宇都谷峠音楽での全く違う世界観が非常に面白く、とてもよかったのからなのです。以降、色々な活動でも垣間見えるその面白いセンスのよさにコラボ出来ればなぁって思っていての、ようやくの今回でした。
ASHITAのイメージも当初は、穏やかで心落ち着くな感じで、それを事前にお伝えしていたのですが、急にこのイメージだと面白さの欠片もないし、作品としてつまらないし、意味がないし、つまるところ未来は僕らの手の中にだし、それを決めるのは自分自身でとか全然違う方に走り始め、打ち合わせで、全く違う方向性になりました~というとこから入ったのでした。
見てきた時代がほぼ同じなので、あの頃とは違う未来は僕らの手の中にであり、オリンピックだからと言ってもそれは復興とも違っていて、イケイケドンドンなあの頃の復興ではなく。もっと違うことが生まれてくるというか。そのあたりの話をして、曲も静かに向き合うのではなく、楽しい!感じでという曖昧な感じから今回の曲を書いて頂いた次第です。ボーナストラックのうららかは、穏やかな時間を感じますが、メインの2曲は全く違います。
香りは今回、イメージは出来上がり、明日の香りはとても優しいというのは定まっているのに、試作の香りがどうも自分の中でしっくり来なくて。試作で創った香りのバリエーションも8つ。どれも調香は全く違います。何かをいじるのは、そういうのはダメなんですよ。何も生まれてこないから。そして、リリースぎりぎりでようやくでした。優しい香りであることはもちろんですが、今回のは特に残り香の余韻をお楽しみ頂きたいです。
そんな風にして生まれてきたASHITA I。お香という文化の中で、今までにないアイテムとなっており、先を行き過ぎているかもしれませんが、今までと違う状況になっている今だからこそ、香と音を通じて感じて、自分を感じて、ASHITAを感じてもらえたらなぁ、なんて思います。
因みに、ASHITA Iはこんな感じです。
オレンジ色の包の中には灰が入っています。
その上に抜型。
白い箱にはお線香が6本×5パック。
その下に粉末線香。
白い紙はスリーブ用で、桜柄は乾燥用の台紙。
こちらは粉末線香が入っている包。
包を開けたところ。
けど、今までとは違う、こうあらねばならぬという世界観から抜け出して、香と音という目に見える制限のない自由を心底楽しむことに踏み出してみるのも一つなのではないかなって。感じること、想像すること、創造すること。
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