2017年2月27日月曜日

香継士と創香家の講座を始めるにあたって

伊勢丹浦和店浦和ナイトでの
ワークショップにご参加ください
ました皆様、ありがとうございました。
手短な説明になってしまいました。
香りを楽しんで頂けてましたら、
何よりです。

さて、この度、和の香りゆすらでは
香継士と創香家コースの講座を
始めます。
場所は溝の口のアトリエと青山を
予定しておりますが、日本全国
どこにでも出張講座いたします。

今までは体験コースがメインだった
のですが、日光で販売されていた
お線香と白檀の香りの蚊取線香が
販売されるという記事を見て、この
ままでは本来の和の香りの文化が
ダメになってしまうと思ったからです。
それならば、自分自身で発信して
いかなくてはなりません。

どこにも属せず、作家活動をして
いる私だからこそ出来ることです。

和の香りは西洋のものとは異なり、
複雑怪奇なところがあります。
円のようなバランスを取ったまま
香りを推移させていきます。また、
使用している香原料も香木・沈香、
白檀はとてもよい香りがしますが、
その他の香原料である漢方薬でも
使用される丁子や甘松他十数種
のものは、微妙なところが多分に
あります。そんな微妙なものを
沢山使いつつも、とても素敵な
香りのバランスを取ることで、
すっかりよい香りになるのが面白い
ところでもあり、深いところでも
あるのです。セオリーがないんです。
ある意味のフリーダムですね。
でも、フリーダムというのはとても
難しいことでもあります。

とは言いつつも、市販の物のほとんど
には合成香料も使用されています。
それがいけないのではなく、使用して
くださる側が、本来の香りとはどの
ような物であるかを知れば、合成の
ものなのかどうかは自然とわかる
ようになります。

日光で売られていたお線香は伽羅
のものでした。至高の香りの『伽羅』
です。が、販売されている方からの
説明は「伽羅のお線香は、せっけん
のような香りがします」と・・・。
え~と、せっけんは合成の香りです
よね?伽羅とは全く違うんだけど、
と思いながら、香りを試し、ため息が
出てしまいました。
販売されている方は多分、伽羅の
香りを聞いたことはないんだと思い
ます。体験していたら、そんなことは
言えないでしょう。

そして、有名なお寺で販売されている
お香ですから、一般人はそうか、と
それを信じて買ってしまい、伽羅は
せっけんの香りなんだと思われて
しまうんでしょうね。

これでいいのか?このままでいいのか?
と思った訳です。

いい訳がありません。

和の香りの歴史が仏教伝来に始まり。
平安時代に遊びとしての文化へと
昇華、という長い時間の中で育まれ
てきたものです。

そこには日本人の物の見方や感じ方、
表現の仕方など様々なエッセンスが
ぎっしりと入っています。

日本人が持つ繊細かつ柔軟で自由な
精神性を香りで体感してほしいと
思っています。

そして、それを通じて、自分を感じ、
表現してほしいと思っています。

香りを創ることには道の文字はついて
いません。前述通りにフリーダムです。
このフリーダムなところが、まさに
日本だと思っています。自分で自分を
律せるからこそのフリーダムです。
香りを創る際も同じです。

こんなにも素晴らしい日本文化をこの
ままにしてしまってはもったいなすぎ
ます。

もっと多くの人に本来の和の香りの
よさを知ってもらい、使用する側が
商品を選べる状況を創っていきたい
と思っています。

香りは嗜好品です。この人がよくても
自分は違うで問題ないんです。
効果効能で選ぶ必要もありません。

好きな香りであれば、自分にはよい
影響が生まれます。それよりも、
効能で選んだ香りが好きでなけ
ればそれがストレスになります。
香りに選ばれるのではなく、自分が
香りを選ぶでよいのです。

ただし、創る際は好き嫌いではダメ
なのが重要ポイントです。使用する
時と創る時では目線は大きく異なり
ます。創る人は香りで何を表現した
いのかが軸にあります。好きな香り
だけでは偏りが生じ、円のバランス
を生みだすことができなくなります。

香りは人なり。

甘やかされた子どもが、いい大人に
ならないのと同じですね。

なので、喧嘩のバランスもそれは
それで非常に面白いのです。
思いっきり腹を割った後の関係性
とでも言えばいいのでしょうか。

香りを通して、自分自身に軸を
置き、物を見ること、感じること、
そして表現することが出来ます。
自分がぶれると、香りはもれなく
迷います。

本当に香りは人なりなんです。

もっと多くの人に日本の文化で
ある香りを楽しむこと、そして、
本物の香りはこういうものなんだ
というのを知って頂きたい。
そのためには、それを広めて
くださる仲間が必要。

香りの文化を次に継いでいって
くれる人を増やしていきたい。

そんな思いで『香継士』という
言葉を創り、育てていきます。

香りで何かを表現したい、作家
活動をしたい方には、私が自分で
創った言葉で肩書きとしてずっと
使用している『創香家』の講座を。
実際に職人展他様々な百貨店催事や
イベントでの香りの演出などの
作家活動をしている私だからこそ
伝えられることが沢山あります。

和の香りはこのままでは作られた
香りだけになってしまう可能性が
あります。これは香原料の中には
採れなくなっているものもあり、
そのために価格も上がっている
からです。
合成香料は悪ではなく、科学が
生み出したすごいものだと思い
ます。
ただ、合成が入っているものを
本物と思って使用せざるを得ない
状況はいいとは思えせん。

私自身は合成香料が苦手なので、
一切使用せず、昔からの香原料
だけで香りを創ることに拘って
います。

先日、白檀の香りの蚊取線香が
販売されるのを知りました。
白檀の香りだからってお仏壇で
使用する人が出てきかねないと
思ってます。殺生するものを
お供えするとかなったらもう、
訳がわかりません。
なんで仏様には香りなのか、
そういうちょっとしたことも
知っているのか知らないかで
大きく変わってきます。

和の香りは本来、堅苦しいもの
ではありません。

江戸時代は寺子屋で婦女子の教育
の一つでもありました。
この位に気軽なものとして、もっと
知ってもらいたいと思っています。

そのためにも伝えてくれる人が
必要なんです。

本物だけで創られる香りのよさを
伝えていくためにも、それを創る
人が必要なんです。

熱く語ってますが、これだけでは
足りない位なんです。

お会いしたら、もっと語ると思い
ます(笑)。

コースの詳細は追って、アップ
いたします。

ご興味がございましたら、ぜひ!
お問い合わせくださいませ。

よろしくお願いいたします。

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