11月18日から三か月連続で
口演される『名人長二』。
最初に登場の香りは、先日の
ブログにも書いておりますが、
主人公の長二。
日夜、噺を流したままにして、
長二という人を考えてみました。
長二ったら、イケメンなんです
よね~(笑)。時代劇だったら、
昭和の俳優さんにやってもらい
たいですね。
あそこまで真の親子であること
を知りたいと思ったこだわりは、
なんだったのだろう、そして、
それは、どこにあったのだろう。
施し道楽をするほどの人への
優しさ、でも、突っぱねる。
自分の技のこだわりと自信、
などなど。
昔はこういう人が多かったの
かもしれませんね。本当は
さびしんぼですね、絶対に。
愛も深い。
でも、それを出せない。
うん、時代劇。
でも、どちらかと言えば、この
我慢大会的な感じは、武家社会な
感じかも。庶民はもっと自由な
感じもしたりする。
そして、心のうちの思いとの
裏腹故の悪態。
そんなこんなの長二のイメージが
膨らみまして、
長二 feat.さびしんぼう、
な感じになりました。噺の展開では
そんな感じはしないかもしれませんが。
なので、月極十番の頃からのを
含め、創香してきている様々な
噺の男性登場人物の香りの中でも、
一番甘い香りになりました。
もちろん『毒』の甘さとは違いま
すよ!そこには嘘がないから。
箪笥の中にしまい込んでた
さびしんぼうを出してきた感じ
でしょうか。指物師なだけに。
そんな香りとなっております。
日本橋劇場で、雲助師匠の香り
『雲』と合わせ、ぜひ、お手に
取ってお試しください。
皆様のお越し、心よりお待ちして
おります。
詳細はこちら
11/18雲助五拾三次は長二の香り
http://wanoka-sinkokyu.iza.ne.jp/blog/entry/3216902/
竹橋のパレスサイドビル1F、
毎日文化センターロビーで開催の
受講生作品展『弐』は、来週11月
22日までの展示です。
ゆらすかおり 今井麻美子が綴る香りの記憶。それは、香木・沈香、白檀と漢方薬でも使用される香原料で創る物語。 香りを創ることを、五感で感じイメージし、表現する一つのアートと考え活動しています。そんな中での発見やつぶやき、活動のお知らせなどのブログです。
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