2012年12月1日土曜日

和の香りの歴史【肆】

和の香りの歴史【肆】です。

の前に、平仮名か書かれた9世紀後半の
土器が結構な量で見つかったようですね。
http://mainichi.jp/select/news/20121129k0000m040087000c.html

どんなことに繋がっていくのかな、
って。とても楽しみです。


さて、前回の鎌倉時代からの続き、
時代は室町へと。


室町は、先日、訶梨勒の記事の際、
チラと触れましたが、室町時代って
質問したら、何が出てきますか?
応仁の乱?足利氏?金閣・銀閣寺?
などでしょうか?


そも、室町時代って、学校で歴史を
勉強する際、最初の南北朝のあの

系図を見て、こんなに覚えるのって、
大体面倒になり、「この時代、やだ~」
なんて思ったりしがちなのですが、
南北朝文化、北山文化、そして侘び
さびな東山文化と個性豊か。


そして、この東山文化の時代には、
現在の日本の伝統文化と言われて

いるものの多くが、文化として昇華
するのです。銀閣寺の足利義政の
お陰ですね。
応仁の乱起きてますけど~。

そんな訳で、改めて文化面からこの
室町時代を見直すと、意外と面白く
見れたりするのです。


だってね、阿弥衆という文化的なこと
をお助け申す集団もいたりしたとか。
全員美しすぎる男子にして、マンガ

にして頂きたい(笑)。

さて、香りの方は、いかに?かと言い
ますと、室町時代は鎌倉に続き武士の
時代。禅宗の影響もあるしで、やはり
シンプルな香木の香りだけを楽しむ
というスタンスは変わっていません。


ただ、この時代、香木の香りを楽しむ
上での大きな変化が起きます。それは、
香木に銘を付け、個体管理をするよう
になったこと、です。


ここに、佐々木道誉という武士が登場
します。時は室町時代に入ってすぐの

南北朝期。婆沙羅大名とも称され、
足利尊氏の永遠のライバルでもあり。
太平記にも登場します。

香りで注目なのは、太平記にも書か
れている大原野の花会でのこと。

な、なんと道誉、一斤(600~700g)の
香木を一気に薫いてしまうのです~。
しかも、この香木、どうも伽羅らしく。


凄い、としか言えないです。真似して
みたいですが、小さめなマンションが
買えちゃいますから、この量だと。
無理です・・・。


こんな破天荒なことをしてしまう道誉、
同時に香木も収集しておりました。
上述通り、お金に糸目をつけずです

から、収集する香木の量も半端ない。

なので、集めた香木、このままでは
どうにもならんとなったのでしょう。
きちんと管理をせねばならぬという

ことで、ここから産地やどこの港から
出たのかなどで分類され、銘も付け
られ、個体管理がなされるようになった
そうです。

正しいお金の使い方ですね!

この道誉による香木の個体管理が
あったからこそ、東山文化で様々な
ルールとともに、香道という文化へと
昇華していくのです。

そして、時を経て、江戸期に六国五味
(りっこくごみ)の分類へと繋がって行く
のです。

ちなみに、香り作りは前時代同様に
静かに続いてます。ただ、時代は武家。
公家の皆様は、何かと大変だったようです。


続く・・・。


Music: "Quiet Life" - JAPAN

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