2013年10月20日日曜日

新島八重の調香に想うこと

9月27日から10月25日まで、
今年も毎日文化センターロビー
で開催している生徒さんの作品展。
今年の名前は『弐』です。
ひねりなし・・・(笑)。

作品それぞれが力作です。
覗きに行く度、講師として
とても嬉しく思う次第です。

表現、と聞いた時、
何を考えますか?
どうやって表現しますか?
何を表現しますか?

と、とても幅広いのです。
それを、香りで行います。

何かを表現というのは古の
時代においては普通でしたが、
この現代において、それを
やっている人がいるのだろうか、
というところなのです。

そんな現代においてはほぼ
前例のないことに対しても、
受講生の皆さんとても意欲的
に取り組まれ、本当に素晴らしい。

前例がないということは、見本は
ない訳です。だからこそ、本当に
自分が表現したいことと向き合い、
その上でのアウトプットなのです。

そこには心の自由があります。
何かで制約をしてしまうと、それは
考えすぎの別の物になってしまい
ます。

おっと、この話、このまま書いて
いると、とてつもなく長くなりそう
なので、改めて。

さて、タイトルの新島八重の調香。
彼女の調香については、小学館
から出ている『新島八重の茶事』
という本に掲載されています。
ご興味のある方は、ご覧になって
みてください。

今回の作品展で、それを再現
したいという方がいらして、
展示がされています。

講座時に調香を再現してみて、
あ、その前に、彼女の調香に
これは多分、麝香でしょうという
ものが書かれています。本では
聞いたこともない香原料名で
記載がされていますが、ともかく
ご本人が書かれた元の文字を
じ~っと見ること数分。
麝香ですよ、って。


幕末という激動の時代から明治
に生きた女性。あの会津の戦争
の中を生き抜いたからこそ、本当
に平和で新しい時代を生み出し
たいのだと考えていた人が感じ
られるような香りでした。前時代を
踏襲しつつも、今を生き、未来を
見ているような・・・。

思い込みではないですよ。
香りとその調香から感じました。

実は、私は彼女がハンサム
ウーマンとか言われていても、
正直?っていう感じでした。
詳しくも知らないのに・・・。

でも、彼女の香りを聞いて、本当
にハンサムウーマンだったんだ
と、今、心から思っています。

この現代において、忘れては
いけないようなことも沢山ある
ような感じのした香りでした。


生徒さんの作品はどれも、香り
はもちろんのこと、見た目にも
素敵なものばかりです!
全て、生徒さんのオリジナルの
調香で、しつらえも個々人で考え
ています。皆さん、展示当日まで
秘密で色々と考えを膨らませ
創っていらっしゃるのです。

なので、展示準備中のワクワク
感といったら、もう!私が一番
楽しみにしているのかも、なんて
思います。


パレスサイドビル1Fの毎日文化
センターロビーで開催しております
ので、お近くにお越しの際は、ぜひ
お立ち寄りください。

前回は展示していないのですが、
今回は私も普段、限られた場所
でしか出してないものを展示して
おります。
が、講師が一番ふざけているの
ではないのかという感じが・・・。
落語の噺は髪結新三、文七元結、
鰍沢、他、ブログにもあげている
毒や爽など色々10種類ほど。

鳥さんは、文鳥、セキセイインコ、
オカメインコ、コザクラインコ、
キンカチョウ。写真は、とりみカフェ
ぽこの森さんにご提供頂きました。
それとアオ鰻の香りです。
ひねった飾りとかもなく、並べて
おります・・・。

基本、生徒さんの作品展!です
ので、ほら、そこのあたりは、ね、
な感じで、手抜きとは言わないで
ください~。

10月25日までの開催です。

毎日文化センター受講生作品展
香りの歳時記『弐』
http://wanoka-sinkokyu.blogspot.jp/2013/10/blog-post_20.html

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